
英検って対策が大変そうだしお金もかかるよね…
うちの子は英語が得意って感じでもないから、受験させようかどうか迷うなー
英検を受けさせようか悩んでいる中学生の保護者の方へ。
この記事では、実際に中3の1学期に準2級を受けたわが家の体験をもとに、対策のスケジュールや勉強法、使った問題集、受けてみて感じたメリットなどをまとめました。
学校行事や部活の大会、定期テスト勉強との両立もあり体力的にも時間的にも大変でしたが、結果的に早めに受けて本当によかったと思っています!

なぜ中3の1学期に準2級を受けたのか?
中3の2学期に英検準2級を受けるつもりでしたが、「もしそこで落ちたら、もう次がない」と気づき、3月の時点で「とりあえず1学期に一度受けてみよう」ということに決めました。
ちょうど受験勉強のスタートとも重なる時期だったので、英検を“模試代わり”にするつもりで挑戦。
結果的に、文法や単語、英作文に早めにしっかり取り組めたのは、その後の受験勉強にも大きなプラスになりました。
勉強スケジュールと対策の流れ

1学期に受けると決めてから、約2ヶ月間で対策を進めました。
単語:週ごとのミニテストで定着
英検準2級レベルの単語帳を使い、1週間ごとに分けて覚えていきました。
家庭内で「今週はここまで」と範囲を決め、最後に小テストをして確認。
覚えたつもりでも忘れている単語があるので、反復が大切です。
使用した単語帳はこちら↓
文法・長文:対策問題集を一冊やりきる
対策には市販の問題集を3冊使い、3冊を並行して進めました。
それぞれのページ数を数え、試験までの日数から逆算して、「1日◯ページ」と具体的なペースを決めて計画的に進めました。
①中学生のための英検準2級合格レッスン
中学生のために英検準2級合格に必要な知識を厳選した問題集です。
準2級には中学生がまだ習っていない文法範囲も含まれるので、そこをカバーできる内容でした。
②英検準2級 過去6回全問題集
過去問は1回分を丸々解くのではなく、リーディング・ライティング・リスニングなどを少しずつ分けて取り組みました。
試験直前の何回かだけ、しっかり時間を計って通しで1回分を解く練習をしました。
③英検分野別10分ドリル準2級(旺文社・学校専売品)
この問題集は学校で英検を申し込むときに一緒に注文できた非売品教材です。
短時間で要点を確認できて便利でした。
英作文:とにかく書く練習!
準2級で差がつくのが英作文です。
「主張→理由2つ→まとめ」のテンプレートを使って、問題集や過去問を参考にしながらできるだけ多くのテーマで書いてみました。
書いたあとは学校の先生などに見せて添削してもらいました。
語数不足や言い回しを見直すだけでも点数が安定してきます。
面接:YouTube&家での練習
実際の面接の流れを再現しているYouTube動画を活用し、ひと通りの流れを確認。
完璧でなくても、大きな声でハキハキと答えること、質問に対してポイントを押さえて返すことを意識すれば、十分合格レベルに届きます。
また、私が面接官役になり、過去問を使って家でも受け答えの練習をしました。
緊張感のあるやりとりを体験しておくと、本番でも焦らずに対応できます。
英検と内申点の関係|準2級で加点される高校も

私立高校の推薦や併願優遇制度では、内申点(3教科で13、5教科で20など)が基準になりますが、それに満たない場合でも、検定を持っていることで+1〜+2されるケースがあります。
最近では、英検3級では加点対象にならない高校も増えてきており、準2級を持っていることが実質的な加点ラインになることも。
内申を1上げるのは大変ですが、英検なら努力が形として残りやすく、確実性があるのも魅力です。
早めに取っておくことで、気持ちの余裕にもつながります。
英語が得意でなくても合格できる!実例紹介

実はこのとき、娘の友だち2人にも同じように英検対策を手伝っていました。
- Aさん:英語の成績「4」、偏差値55ほど
- Bさん:成績は「3〜4」、偏差値50前後
どちらも最初は「ちょっと難しいかも?」と思っていましたが、結果は2人とも合格!
ポイントはやはり英作文でした。
テンプレを使って練習し、理由をしっかり書けるようになったことで、得点源になったと思います。
準2級は、英語が得意な子だけのものではありません。
しっかり対策すれば、誰でも合格できるチャンスがあります!
まとめ:中3の春に準2級を受けてよかった
中3の1学期に英検準2級を受験して良かったことはこの3つです。
- 受験前に1回“チャレンジの場”を作れたこと
- 英語力が本番前に一段階アップしたこと
- 内申や高校選びの安心材料が増えたこと
特に英作文や面接の力がついたのは、その後の記述対策や、東京都の中学生対象の英語スピーキングテスト(ESAT-J)にも活かされました。
「早めに動いてよかった」と心から思えた経験です。
英語が得意な子もそうでない子も、英作文と基本的な文法・単語をおさえれば合格は十分狙えます。
ぜひこの記事を参考に、今から準備してみてくださいね!