
中3の息子、受験生なのに全然勉強しないで遊んでばっかり…
本当にこれで高校に行けるのかな
中3の息子、受験生なのに全然勉強しない。
ゲームとYouTubeばかりで「やる気ゼロ」。
このまま高校受験、大丈夫…?と不安になりますよね。
うちの息子も、まさにそんな“自覚ナシ男子”でした。
私は塾講師として10年以上中学生を見てきましたが、わが子となると話は別。
自分が経験してきたはずの受験なのに、イライラと心配の連続でした。
でも、そんな彼にも“少しずつスイッチが入るきっかけ”はありました。
今回は、「やる気がない中3男子」に親がどう関わればいいか、
私自身の体験をもとに【7つのマイルール】を紹介します!

中3男子の“やる気を奪う”親のNG期待とは?
中3男子は、できることと、やる気のバランスがとれません。
「この子、やればもっとできるのに…」って、つい思っちゃうんですよね。
うちの息子も、勉強はそこまで苦手ではなかったし、塾にもちゃんと通っていました。
でも、本人の内心は「勉強したくない」の一点張り。
それでも私は、「もっとできるはず」「やれば伸びる」と期待して、
ついつい高めの目標を押しつけてしまっていました。
結果、本人はやらされ感でいっぱい。
やる気がますます下がっていくという負のスパイラルに…。
実感したのは、“今できていること”をまず認めてあげることが大事ということ。
「現状維持でも十分」と思えたら、親も少しラクになります。

今、そのままの息子を受け入れるのが大事なのね
提出物が出せない中3男子へのサポート法
男子は、勉強そのものよりも、まず“出すべきものを出す”という部分でつまずく子が多いです。
テストの点はそこそこでも、ワーク未提出で内申ダウン…というのもよくあること。
うちでも「ワークどこまで終わった?」と聞くと

え、学校に置きっぱだから、わかんない
いつもこんな感じでした…
塾でも「忘れ物が多すぎて授業にならない男子」よく見かけました。
もちろん、どうしても苦手な子もいるけど、「締切を意識させる」「終わったページにチェックを入れる」「親子でカレンダー共有」など、“提出物の管理”だけでもフォローしてあげると、ぐっと安心材料になります。
こんなやり方がオススメ
- 塾のカレンダー・学校の提出予定を月ごとに書き出してリビングに貼る
- 「ワーク今どれぐらい進んでる?」など会話の中で自然に聞く
提出物についてはこちらに詳しく書いてあります
高校見学で“受験のスイッチ”を入れる方法

中3男子は、「まだ志望校なんてわからないよ〜」というテンションの子が多いです。
でも、現実を突きつけられるのが中3の秋とか冬では遅すぎます!
中3の夏休み、本人のレベルに合った高校に見学に行かせると…

こんな高校、オレ行きたくない!
でも、現実はシビア。
今の成績だと、そこしか選べない…なんてこともあります。
「2学期から頑張ればいいじゃん」では、内申はなかなか上がらないのが実際のところ。
なので、中1〜中2のうちから、サッカー部があるとか制服が好みとか、ちょっと“惹かれそうな高校”に見学に行っておくのがおすすめ!
「どんな学校なら頑張れそうか」って、実際に見ないとピンとこないのが男子という生き物…。
“行きたくない高校”を知るより、“行きたくなる高校”を先に見せる、これ、けっこう効きます。
こんなやり方がオススメ
- 「文化祭見に行こう!」などイベントで誘う
- 「サッカー部あるらしいよ」「◯◯先輩がいるんだって」のように、本人が食いつきそうなワードで釣る
高校見学についてはこちらの記事も参考に
中3男子のやる気を引き出す“見える化”作戦
口で言っても、男子の耳には届かない。
届いても“記憶に保存されない”…それが現実
なので、「やること」「締切」「やる場所」などを“見える化”するのが鉄則です!
- やるべきことリストを机に貼る
- 提出物カレンダーを冷蔵庫にペタ
- 「ここがテスト範囲」という付箋をワークに貼る
…などなど、目に入るところにわかるように表示しておくのがおすすめ。
定期テスト前に親ができることはこちらの記事で
中3男子が反応する“やる気UPアイテム”とは?

中3男子の「モチベどう上げるか問題」、ありますよね。
うちの場合、「文房具でテンションを上げる」という苦肉の策に出ました。
ちょっと良いシャーペン、名前入りボールペン、推しカラーの文具セット…。
意外にも男子は「自分専用」に弱い!
「このペン、オレ専用」ってなると、ちょっと大事に使ったりするんです。
「やらされ感」じゃなく「ちょっとだけ気分が上がる」アイテムがあると、ほんのちょっと前向きになれるきっかけにはなりますよ。
こんなやり方がオススメ
- 名前入りシャーペンなどを「たまたま見つけたんだけど、使う?」くらいの温度感で渡す
- 「塾に持っていくバッグ、好きなの選ぶ?」など興味がありそうなものを買ってあげる

モノで釣って少しでもやる気になってくれるなら安いものかも!
塾に任せきりにしない!親ができる家庭サポート
塾に通ってる=安心、ではないです。
むしろ塾は「やる気がある子向け」に設計されてることが多く、
やる気ゼロ男子は、ただ座ってるだけ、なんてこともザラ。
もちろん、先生が気づいて声をかけてくれることもありますが、
本当に大事なのは、塾での様子を家庭と共有すること。
「最近、授業中の集中がイマイチみたいです」と言われたら、
「家でもそうなんですよ〜」と軽くつなげる。
そこから「じゃあ勉強時間を固定しましょうか」みたいな形に持っていく。
家庭と塾の“チーム戦”にしておくと、本人にも「見られてる感」が生まれて、
ちょっとずつ意識が変わってきたりしますよ。
塾についてはこちらの記事も参考に
反抗期中3男子との“ちょうどいい距離感”の保ち方

これが、一番大事かもしれません。
中3男子って、反抗期ということもあり本当に親の手を離れたがってる時期です。
でも、まだまだ幼いから放置も心配…。
じゃあどうするかというと、「距離をとりつつ見守る」スタンスを保つ!
うちはスマホにGPSをつけてたけど、ルールは「位置情報は見るが、文句は言わない」でした。
息子も「一応監視されてるけど、自由はある」と思ってたのか、むしろちゃんと自制してた印象です。
あと、塾の帰りに友達と自販機で飲み物を買い、畑の横でだべって帰ってくるっていう謎ルートが定番だったんですが、それが彼にとっての息抜きであり、塾を続ける理由だったかもな〜と思ってます。
親がちょっとゆるめたら、逆に本人がちゃんとし始めることってあるんですよね。
「信じる」ってのは、「見ないこと」じゃなくて「ある程度仕掛けて、任せること」なんだな〜って実感しました。
男子って、ある日ふと成長する瞬間があります。
それが中3の冬かもしれないし、大学生になってからかもしれないし、はたまた30歳かもしれない。
いつか来るその日まで、ママのメンタルを保つことこそ、最大のサポート!
これは本当に心からそう思います。
中3やる気ない男子のリアル体験記はこちら
受験期も“ちょうどいい距離感”で
中3男子が受験生になったからといって、すぐに変わるわけじゃありません。
やる気がない、スマホばっかり、勉強しない…。
でも、そんな子でも、ちゃんと受験を乗り越えることはできます。
そして、親が「どう見守るか」で、子どもの安心感はぐっと変わります。
イライラして当たり前。心配して当然。
それでも一緒に歩いていけば、きっと道は開けます。