
うちの子、英語は授業もちゃんと聞いてるし、嫌いじゃないのに、
なぜかテストの点が悪いのよね…
「中2英語で点数が伸びない…」
そんなときは、1学期に習う 助動詞 や 接続詞 に“見えない落とし穴”があるかもしれません。
ここを押さえれば、テストの得点がグンと上がるチャンスも!
「親が英語が苦手でも」「中学の内容をすっかり忘れていても」大丈夫。
この記事では、「あともうちょっとで平均点」という中学生に向けて、
親子でやさしく確認できる「助動詞・接続詞」のポイントをまとめています。

中2・1学期の英語のキモは「助動詞+動詞の原形」
中2の1学期で習う英語の中で主なものは「助動詞」「接続詞」。
ここではまず助動詞のポイントについて解説します。
まず覚えたい!助動詞の基本4つ
中2の1学期で登場する主な助動詞はこの4つです。
- can(〜できる)
- may(〜してもよい)
- must(〜しなければならない)
- will(〜するつもり・〜だろう)
助動詞は、どれも後ろに続く動詞を原形にするのがルールです。

He can swim.(彼は泳ぐことができる)
ここで「swims」にしてしまうとバツ。「can + 動詞の原形」がセットです。
三単現のsも、過去形も、助動詞がつくと消えてしまうのがポイント!
助動詞の言い換えを覚える!
助動詞は、この図のように、だいたい同じ意味で別の表現に言い換えることができます。

「文の書き換え問題」はテストなどによく出るので、ここは抑えておきましょう。
否定文と疑問文の意味に注意!
助動詞は否定文や疑問文になると意味が少し変わることがあります。
must → have to と言い換えできるけれど…
- You must not ~(してはいけない)=禁止
- You don’t have to ~(しなくてもいい)=不要
否定文にすると、この2つ、意味が逆になるので注意!
疑問文でWill you ~?とすると…
willは未来のことを表すけど、疑問文でWill you ~?とすると
→「〜してくれますか?」と頼む表現に!
会話表現でよく出る助動詞の例文セット
定期テストやスピーキング対策でも出やすいのがこのセット。
- May I ~?(〜してもいいですか?)
- Can I ~?(〜してもいい?)
- Can you ~?(〜してくれる?)
ニュアンスの違いはあれど、どれも会話でよく使います。
どれもテストの並べ替え問題や英作でよく出るので、例文ごと丸覚えがおすすめです!
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接続詞は「理由や条件のかたまり」をつくる!
接続詞も、一見簡単なように見てて混乱するポイントがあります。
注意すべきところを解説していきます!
中2・1学期で習う主な接続詞はこの4つ
- because(〜だから)
- if(もし〜なら)
- when(〜するとき)
- that(〜ということ)
「接続詞」のあとには主語+動詞の文(文のかたまり)がくることに注意!
よくあるミス:「because A」って書いちゃう!
たとえば、日本語で「AだからB」と言われると、子どもはつい
→ A because B と書きがち。
でも英語では【理由】の文が「because節」として文の一部に組み込まれるため、構造はこうです:
- 正しくは:B because A
- または:Because A, B(先に理由を言ってから主文)

まとめ:教科書レベルでも、つまずきやすいポイントがある
中2の1学期は、文法的に「なんとなくわかってる」では乗り越えにくい内容が増えてきます。
ただし、出てくる語句や構造はまだシンプルなので、ポイントをおさえて演習すれば確実に点数はアップ。
とくに
- 助動詞は原形セット
- 否定・疑問の意味の違いに注意
- 接続詞は「文のかたまり」をくっつけるもの
この3つを意識するだけでも、テストの正答率は上がります。
親ができることは、ポイントの再確認と、例文の音読や会話練習に付き合うこと。
「理解してるつもり」を「言葉にして説明できる」に変える手助けが、家庭では一番効果的です。
そしてそのサポートは、完璧な英語力がなくてもできます。
お子さんの「なんとなく」をいっしょに言葉にすることで、知識が定着し、自信につながっていきますよ。
▶勉強のやる気がないお子さんの場合、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください!
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