「高校見学って、いつ頃から行けばいいの?」
そんなふうに迷うご家庭も多いのではないでしょうか。
高校見学というと「中3の夏休み」が定番のように思われがちですが、実は中1・中2のうちに行っても、得られるものはたくさんあります。
この記事では、わが家の体験談をもとに、実際に見ておいてよかったことや、こうすれば良かったと思ったことなどを、学年別にわかりやすく紹介していきます。

高校見学っていつから行けばいい?
結論から言うと、「中1からでも行ってOK!」。
実際にわが家では、息子が中1のときに気になっていた高校の学園祭に友達と遊び感覚で行ってみました。
正直、本人はあまり覚えていない様子でしたが(笑)、その高校がのちに第一志望になり、進学することに!
目的意識がはっきりしていない子でも、実際に行ってみることで「通えるかどうか」「雰囲気が合うか」など、なんとなくでも感覚をつかめるもの。
とくに男子はピンとくるのが遅めなので、早めに連れていくのも一つの手です。
やる気がない中3男子についての記事はこちら
- 中1:遊び感覚で学園祭に行くだけでもOK。高校ってどんなところ?を体験。
- 中2:志望校の候補を広げるチャンス。難しめの高校も見学しておく。
- 中3:実際の成績と照らし合わせて、現実的な候補をしぼる時期。
学年別|高校見学のおすすめスケジュールとチェックポイント

それでは、学年別にどんなタイミングで、何をチェックしておくとよいかをまとめてみます。
中1:まずは学園祭から!気軽に「行ってみる」
最初の一歩は、「気になる高校の文化祭やイベントに参加してみること」。
制服を着た高校生たちの雰囲気や、校舎の印象など、漠然とした印象でもOK。
友達と行ってもいいし、親と一緒でも大丈夫です。
「高校ってこんなところか〜」というイメージが持てれば、それだけで大きな収穫です!
学習面でも先を見据えて準備しておくと安心
中2:本格見学で「比較材料」を増やす時期
中2になると、高校の公式な見学会に参加する機会が増えます。
この時期はとにかくたくさん見て、比べてみることが大切。
まだ成績で現実を見据える必要がないぶん、「ここ行ってみたいな〜」と思える高校にも行ってOK!
部活動体験や説明会、施設見学なども積極的に参加しましょう。
中2からでも間に合います!
中3:1学期の成績をもとに現実的な候補を選ぶ
いよいよ志望校をしぼる時期。
中3の夏休み〜2学期にかけては、偏差値や内申点をもとに、合格可能性の高い高校を中心に見学していきます。
都立高校なら偏差値±5、私立の併願校なら基準内申±2くらいが目安。
ここまでにある程度志望校が決まっていると、秋以降の説明会参加もスムーズです。
見てよかった!チェックして正解だったポイント
見学に行くと、実際に「これは見ておいてよかったな〜!」と思うポイントがいくつもあります。
通学方法・通学時間
意外と盲点なのがここ!
「思ったより時間がかかる」「乗り換えが多くて大変」「朝の混雑がすごい」など、実際に行ってみないとわからないことがたくさんあります。
試験当日のアクセスにも関わるので、交通手段や時間帯にも注目を。
校舎・設備・生徒の雰囲気
清潔感のある校舎、掲示物、生徒たちの雰囲気なども重要な判断材料。
いくつか比べることで、「自分に合ってる・合ってない」がだんだん見えてきます。
制服のデザインや、部活動の雰囲気もチェックポイントになりますよ。
こうすれば良かったという反省点

わが家の反省ポイントは
- 予約が取れなかった
- スケジュールがタイトになってしまった
この2つです。
こうすればもっとよかったこと:予約スケジュールを早めにチェック!
夏休みの高校見学は、6月〜7月ごろに予約開始する学校が多いんですが、
その情報って、学校のHPでしか告知されないことがほとんどなんです。
- 土曜日の午前など、人気の時間はすぐに埋まる
- 親が仕事の合間に見ようとしても、出遅れがち
なので、親がこまめにHPをチェックするか、ママ友と連携して情報共有がおすすめ!
予約開始日は、スマホのリマインダーで管理すると安心です。
こうすればもっとよかったこと②:無理のないスケジュールで
高校によっては、夏休み期間の説明会日程が集中していて、見たい学校同士がかぶることもあります。
「ここも行きたい!あそこも行かなきゃ!」と焦る気持ちもありますが、体力的にも移動的にもハード。
特に都立高校は開催日が限られていることもあるので、優先順位をつけて無理のないスケジュールにすることが大切です。
もし予約が取れなくても、学園祭や2学期の説明会もあるので、焦らなくても大丈夫!
ちなみに、私立高校は説明会の回数が多めなので、都立優先で予定を組むのもポイント。
見学に行くときの心構えと親のスタンス

高校選びで親ができることは、情報収集と環境づくり。
最終的な決定権は子どもに持たせるのがベストです。
経済的な条件はあらかじめ話しておく
学費や通学費、私立と都立の違いなど、家庭の方針は早めに伝えておくとスムーズ。
「いいと思ってたけど、お金が…」となると、子どももモチベーションが下がってしまいます。
親の気持ちも伝えつつ、子どもの意見を尊重する
どんなに変な理由でも、3年間通うのは子ども自身。
親としての希望は伝えつつも、子どもが「ここがいい!」と感じた学校を応援してあげましょう。
まとめ|見学は“早くて損なし”、比べて納得!
高校見学は、中1・中2から動いておくと“得”が多いです。
- 中1:学園祭で雰囲気を感じる
- 中2:たくさん見学して比較
- 中3:成績に合わせてしぼる
それぞれの時期にできることをしながら、子どもに合った高校を見つけていきましょう。
そして見学は、「この高校じゃなきゃダメ」ではなく、「この高校“も”いいな」と思える選択肢を増やすためのもの。
親も子も納得できる進路選びの第一歩として、ぜひいろんな高校を見に行ってみてください!
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