家庭学習

テスト範囲が広すぎる!?中3の“1学期テスト”前に親ができるサポート7選

中間テストがなくなって地獄化?!1学期テスト、親ができる神サポートまとめ!

中3の1学期の定期テストって、受験に影響する大事なテストなのに、
うちの子はあんまりテスト勉強をちゃんとやるタイプじゃないから心配…

最近では「定期テストを年4回に整理する」という動きが広がり、 1学期に期末テストだけという中学校も珍しくありません。

一見、テストが1回だけならラクそうに思えますが、 実際は範囲が広い通知表への影響が大きい出題傾向が読めないといったハードモード状態。

しかも、

  • 運動会
  • 部活の最後の大会
  • 英検
  • 模試
  • 高校見学の予約

…と、3年生の1学期はイベントラッシュ!!

この忙しさのなかで、ただ「頑張れ」と言うだけではなかなかうまくいきません。

1学期こそ、親のサポート力が問われるタイミングなんです。

この記事では、中3の1学期テストに向けて、 親が“今すぐできる具体的なサポート”と、 受験期に向けたリアルな心構えをまとめていきます。

はじめまして!塾講師として10年間、中学生の指導に携わってきました。
自分の子ども2人も、偏差値60以上の都立高校に合格!
家庭学習の力を信じて、親の関わり方や時短家事の工夫も発信しています。

広すぎるテスト範囲を“見える化”する

テスト範囲表が配られるのは通常2週間前。

それまでは詳細がわからないことも多く、「えっ、そこも出るの!?」と焦ることも。

    とはいえ、今習っている内容が出るのは確実。
    特に英語や数学は入試にも直結する重要な単元です。

    英語の場合

    • 現在形・過去形・過去分詞形の3つを並べた単語リストを作り、1日5個ずつ暗記→小テスト
    • 疑問文・否定文のパターン練習や和訳演習なども早めに着手

    数学の場合

    • 教科書やワークにある計算問題を中心に、毎日10問程度を習慣化
    • 1・2年の基礎問題(特に文字式・分数計算など)をプリントで再チェック

    苦手な単元は、まだ範囲が発表されていない今こそ集中して復習できるタイミング。

    出題範囲を想定しつつ、先回りして準備しておくと安心です。

    学習計画を「今すぐ」立てる

    机の上にノートや鉛筆がたくさん乗っている画像

    GWは時間が確保しやすい貴重な時期。

    まずは学校のワークや提出物のページ数を数えて、何日で終わらせるかの逆算スケジュールを一緒に作ってみましょう。

    たとえば「1日◯ページずつやれば、GW明けには終わるね」といったように、子どもが見通しを持てるようにすると◎。

    カレンダーに「ワーク進捗」や「テスト○日前チェック」などを書き込むのもおすすめ。

    親が一緒に作戦会議のような雰囲気で計画を立てることで、子どもも前向きになりやすくなります。

    部活や習い事との兼ね合いもあるので、詰めすぎず、バランスよく。

    予定がずれても「じゃあ今日はここまでできたらOKだね」と柔軟に対応する姿勢も大切です。

    ▶具体的なサポート例はこちらでも詳しく紹介しています

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    学習スペースをテスト仕様に整える

    机まわりをスッキリ整理して、集中しやすい環境をつくるのも親の役割。

    進捗管理ボードやふせんで、やったこと・やることを見える化すると達成感につながります。

    声かけは“進捗確認”と“労い”中心に

    的際の明るい机にノートとお茶がある画像

    親からのちょっとした一言が、子どものやる気を左右します。

    ただし、言い方次第でプレッシャーやストレスになってしまうことも。

    「どこまで進んだ?そっか、できなくてもまた明日やればいいんじゃない?」
    「今日はここまでできたの?いいペースだね」
    「提出物、早めに終わらせておくと後がラクだよね」

    「まだやってないの?」
    「どうせまたギリギリで焦るんでしょ?」
    「このままだと○○高校無理だよ」

    あくまで“進捗を見守る”スタンスで、声をかけるのが大切。

    褒める・ねぎらう・ちょっとだけ促す、そんな距離感がベストです。

    ▶子どものやる気に悩んでいるならこちらも。

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    忙しすぎる時期は休養も戦略のうち

    部活、運動会、模試、英検など…この時期は本当に体力を使います。

    早寝を徹底したいけれど、自室にこもってしまうと難しい場合も。

      そんなときは、

      • ライトを暖色にする
      • テレビを早めに消す
      • 朝ごはんを食べやすいものにする
      • 寝室を快適に整える(シーツや枕など)

      など、生活リズムを整える“空気作り”が有効です。

      夜になると部屋の照明を少し暗め・暖色系に切り替えるだけで、自然と「そろそろ寝る時間だな」という空気を作ることができます。
      調光・調色できるシーリングライトが一台あると、学習とリラックスのメリハリがついておすすめです。

      「わからない」を放置しない、“解決の糸口”サポート

      家庭学習

      中3の1学期は、内容も難しくなり、 「なんとなくわからないけど、どこがわからないかもよくわからない」状態に陥りやすい時期です。

      でも、親が全部を教えるのは無理。

      だからこそ、“解決の糸口”だけを見つけるサポートが大切です。

      • わからないところを一緒に調べてみる(検索でもOK)
      • 学校や塾の先生に聞くための“質問リスト”を一緒に作る
      • 「C問題は今はやらなくてもOK」「まずはA・Bをしっかり!」と安心させてあげる
      • 英語なら「長文より、まずは教科書の英文を覚えよう」とゴールを下げてあげる

      成績を上げるには、基礎の反復が一番の近道。

      苦手な子ほど、焦らせず、「どこまでできればいいか」を一緒に考えるだけで救われます。

      親は“解決の手段を一緒に探る人”として寄り添っていけたら、それで十分です。

      受験への意識づけは現実的に

      「今の成績だとこの高校が現実的」など、具体的な高校名を見せて意識を持たせることも必要な時期。

        ただし、

        • “がんばればなんとかなる”という無責任な励ましは避ける
        • 理想だけで高い高校を勧めすぎない(現在の成績から内申+5、偏差値+10はほぼ無理)
        • 「昔は〜」「ママの頃は〜」という比較もしない

        大事なのは、視野を広げて「ここもいいな」「ここもアリかも」と思える選択肢を複数持っておくこと。

        親は、押しつけではなく“黒子”や“二人三脚”の存在としてサポートを。

        塾の先生に相談するのもアリですが、塾側も「実績につながらない子」には力を入れにくいという現実もあるため、過度な期待は禁物です。

        ▶春の過ごし方について、体験談をまとめた記事はこちら

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        中3の1学期は、テスト範囲の広さに加え、行事・受験準備・体力面と、あらゆる意味でバタバタする時期。

        でも、この時期をどう乗り越えるかで、その後の受験生活に大きく影響が出ます

        夏休み以降は、誰もが本気になるタイミング

        だからこそ、1学期のうちに“じわじわ差をつけておく”ことが、実はいちばんの受験対策です。

        親にできるのは、完璧なサポートではありません。

        でも、机まわりを整えてあげたり、「そのC問題は飛ばしてOK」と声をかけたり、 質問リストを一緒に書いてあげたり。

        そんな“見えない応援”こそ、子どもの心にじわっと効いてきます。

        焦らせず、でも放っておかず、ちょうどいい距離感で。

        1学期の今こそ、親の関わり方を見直すチャンスかもしれません。

        ▶こちらの記事も参考に!

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        ryoko221

        家事・育児の効率化をテーマに、暮らしをラクにするアイデアを発信中。 主婦ライターとして教育・子育て分野でも執筆しており、実体験にもとづいたレビューが得意です。

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