家庭学習

【中1数学】計算ミスを防ぐ!家庭でできるサポート術

中1数学!計算ミスを防ぐ7つの家庭サポート術

うちの子、数学のテストの点数が悪くて…
中1の最初からこんなにできてないってどうしたらいいの…

中学1年生の数学、最初に待ち受けるのは「正負の数」や「計算問題」の壁。
そして、最初のテストで意外と多くの子がつまずくのが、「うっかりミス」。

「わかってるのに間違えた…」
「あとちょっとで満点だったのに…」

そんな悔しい経験、実はほとんどが計算ミスから生まれています。

でも、安心してください。
この時期の計算ミスは、ちょっとした工夫と習慣づけでぐっと減らすことができるんです。

この記事では、
中1の今だからこそできる!計算ミスを防ぐための家庭サポート術をまとめました。

▶中1の家庭学習について悩んでいる方へ。
塾に通うタイミングについてもこちらの記事でまとめていますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

【中1の塾はいつから?】家庭学習の始め方と塾なしでも伸びる子の特徴

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親だからこそできる、小さな声かけや環境づくりで、
子どもの「できた!」を一緒に育てていきましょう。

最初に知っておきたい|中1数学は「コスパ最強教科」

中学1年生の数学は、実は最初にがんばれば一番伸ばしやすい教科です。

計算ができるようになるだけで、

  • テストの得点源になる
  • 「自分は数学得意かも!」と自信がつく
  • 2年生・3年生の内容もぐっと楽になる

つまり、今の基礎固めが未来を左右するんです。

しかも中1の今なら、まだ親のサポートも届きやすい時期。
ここでしっかり支えてあげると、あとあと大きな差になります!

▶中学生活のスタートについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

新中1がやる気ゼロ…それ、“疲れサイン”かも?親ができる声かけとサポート法

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計算ミスを防ぐために|子どもに伝えたいポイント

計算ミスは「気をつけてね」だけでは防げません。

ここでは、実際に多くの子がやってしまいがちなミスと、その防ぎ方を具体的にまとめました!

ノートは贅沢に使わせよう

小さい字、詰め込みすぎた式。
これ、ミスの温床です!

大きな字で、ゆったりとスペースをとって書くだけで、
驚くほどミスは減ります。

ノートもったいない!

と言われたら、

いくらでも買うから、気にせずどんどん使って!


と声をかけてあげましょう。

途中式は必ず大きく書く

途中式を省略すると、どこで間違えたのかがわからなくなります。

式は省略せず、大きく、丁寧に書くことが大切です。

特に、まだ計算に慣れていないうちは、
この画像のように、細かく丁寧に書くことを意識しましょう。

乗除混合の計算式


式が「見える化」されていると、
本人も自分のミスに早く気づけるようになります。

頭の中だけで暗算しようとする子(特に男子に多い)もいますが、
できるだけ式を書く習慣をつけることが、今後の学習にも大きく役立ちます。

無理に押しつけるのではなく、
「このほうが楽だよ」「後で見直しやすいよ」
と、さりげなくアドバイスしてあげられるといいですね。

イコール(=)をきれいにそろえる

地味ですが超重要!

先程の画像のようにイコールは縦にきれいにそろえることで、式の流れが追いやすくなり、ミス防止につながります。

累乗のカッコ位置を意識させる

このような問題、答えがそれぞれ違います。

ここもミスしやすいポイントなので、必ずカッコの位置を意識させましょう

乗除混合では計算の順序を守り、整数も分数に直す

たとえば このような問題。

乗除混合の計算とその途中の注意ポイント

整数も分数として書き直し、逆数をかけるようにしましょう。

暗算でごまかそうとすると、大事故につながります!

文字式と方程式は違うと教える

1年生の最初によくあるミスですが、文字式と方程式の違いが理解できていない場合があります。

文字式の通分の画像
文字式
1次方程式

この違いをきちんと理解できていないと、ミスを連発します。

まずは「違うもの」と認識させるだけでもOK!

親ができる家庭サポート術

ただ「勉強しなさい」では子どもは伸びません。

親ができる具体的なサポートを紹介します!

ノートをたっぷり用意する

「ノート代ケチったら成績もケチる」と思ってOKです(笑)

ノートを惜しまず使わせてあげられるように、家にはノートの在庫をたっぷりストックしておきましょう。

学校で使用するノートも各教科分多めに用意しておくと、急に「ノートが必要!」と言われた時も慌てずにすみます。

小テストを作る(コピー機があると◎)

家庭用コピー機があるなら、

  • 教科書の問題
  • ワークの良問

をコピーして、小テスト形式にすると効果抜群!

「これ5分でやってみよう!」みたいな声かけもいいですね。

声かけは労い中心(責めない)

計算ミスしても、
「どこで間違えたかわかったね!」
「丁寧にやったからすぐ見つけられたね!」
と、ミスを責めない声かけを意識しましょう。

ミスを責めると、子どもは式を書くこと自体を嫌がります。

基本計算を優先、文章題に固執しない

まずは「計算の正確さ」を優先!

文章題にこだわりすぎると、自信をなくしてしまう子もいます。
土台を作るイメージでサポートしましょう。

今こそ「基礎固め」で未来が変わる!

勉強している女の子の画像

中1の数学は、まさに「コスパ最強教科」
今この時期に、計算力をしっかり固めるだけで、
これからの数学・理科・入試までが驚くほど楽になります。

子どもが自信をつけるチャンスを逃さないように、
家庭でもできるサポートを、無理なく取り入れていきましょう!

親のさりげない支えが、
子どもの「できた!」を後押ししてくれるはずです。

▶定期テスト前のサポートについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

【定期テスト前】“やる気ゼロ”な中学生に親ができる声かけ&環境づくり7選

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ryoko221

家事・育児の効率化をテーマに、暮らしをラクにするアイデアを発信中。 主婦ライターとして教育・子育て分野でも執筆しており、実体験にもとづいたレビューが得意です。